この記事で分かること
・発がん性のある危険成分5つ
・子どもに安全な日焼け止め紫外線吸収剤なしおすすめ5選
・紫外線吸収剤なしのメリット・デメリット
お悩みママ買ってはいけない日焼け止めには発がん性の危険成分が入ってるって本当?
子どもにも安全な日焼け止めって何がおすすめかな?
新学期が始まり、暖かい日も増えてきました。実は紫外線は3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えます。なんと、8月よりも5月のほうが紫外線が強いんです!
肌を守るために必要な日焼け止めですが、市販の日焼け止めの成分は見てもどれが危険なのか分かりにくいですよね。
知らずに使い続けると、肌トラブルや健康リスクを高める可能性があるため注意が必要です。
そこで今回は、発がん性や人体に危険性がある成分、買ってはいけない日焼け止めと、紫外線吸収剤不使用で子どもにも安心して使えるおすすめの日焼け止めについて紹介します!
買ってはいけない日焼け止めに含まれる危険な5つの成分

発がん性リスクが指摘される成分が含まれる日焼け止めには注意が必要です。
とくに、子どもの肌は大人よりも敏感なため、成分選びがとても大切になります。
発がん性リスクが指摘される成分5つ
①オキシベンゾン
②オクトクリレン
③ホモサレート
④アボベンゾン
⑤メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
わかりすくん5つの成分は絶対に避けたい成分なので必ず確認しよう!
この5つの成分について、具体的に解説していきます。
自分や我が子はもちろん、家族を守るためにぜひ最後まで読んでくださいね。
①オキシベンゾン
オキシベンゾンは、紫外線吸収剤の一種で、広く日焼け止めに使用されています。
しかし、オキシベンゾンは体内に吸収されやすく、ホルモンバランスを乱す可能性が指摘されています。
特に注意したいポイントは、「内分泌かく乱物質(環境ホルモン)」と呼ばれていることです。
オキシベンゾンは
・体内に吸収される
・ホルモンバランスを乱す可能性
・アレルギー反応を引き起こすことも
の危険性があります。
また、ハワイ州では人体だけでなく環境へも悪影響を及ぼすことから2021年からサンゴ礁の白化や海洋汚染を防ぐためにオキシベンゾン配合の日焼け止めが規制されています。
子どものためにも、「成分表示をよく見る習慣」を今日から始めましょう!
②オクトクリレン
オクトクリレンも、紫外線吸収剤として多くの日焼け止めに使われています。
ですが、オクトクリレンは紫外線にあたると分解して、発がん性のある化学物質を生じるリスクがあります。
特に心配されているのが、ベンゾフェノンという物質の発生です。
オクトクリレンに関するリスクは
・紫外線で分解しベンゾフェノンを発生
・皮膚刺激やアレルギー反応を引き起こす可能性
・高齢者や子どもは影響を受けやすい
の3つです。
2021年、フランスの研究チームが市販されている複数の日焼け止めや保湿クリームからベンゾフェノンを検出しました。研究では「時間が経つほどベンゾフェノンの量が増える」と報告されています。
つまり、製造後もリスクが高まる可能性があるということです。
子ども向けの日焼け止めでもオクトクリレンが使われているケースがあるので注意しましょう。
うーたんオクトクリレンは紫外線でさらに危険物質を生むこともあるんだね
③ホモサレート
ホモサレートは、紫外線B波(UVB)を吸収するために使われる成分です。
ですが、ホモサレートもまた、体内に蓄積されやすい性質を持っています。
とくに問題視されているのは、ホルモンに影響を与える可能性があることです。
ホモサレートに関するリスクは
・体内に蓄積されやすい
・ホルモンかく乱の可能性
・発がんの危険
の3つです。
特に、成長期の子どもへの影響が懸念されているため、アメリカのNGO「EWG(環境ワーキンググループ)」とアメリカ食品医薬品局(FDA)はホモサレートを「避けるべき危険な成分」として警告しています。
ホモサレートが入っているかどうか、必ずチェックしましょう。
④アボベンゾン
アボベンゾンは、紫外線A波(UVA)を防ぐ目的で使われる成分です。
しかし、アボベンゾンは紫外線に弱く、分解してしまいやすいという欠点があります。
分解したときに、有害なフリーラジカルを発生させるリスクも報告されています。
アボベンゾンの主な危険性は
・紫外線で分解しやすい
・分解後にフリーラジカルを発生
・肌への刺激や老化促進の可能性
の3つになります。
アボベンゾンは分解しやすく注意が必要な成分です。また、アメリカ皮膚科学会(AAD)は肌に負担をかける危険性があるため、安定性を高めることが必要と指摘。アボベンゾンが配合されている場合、安定剤と一緒に配合されていないか確認も必須です。
どうしても選ぶなら、より安定性が高い成分が配合されている日焼け止めを選びましょう。
⑤メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、別名「オクチノキサート」とも呼ばれます。
これは紫外線B波(UVB)を吸収するためによく使われる成分です。
しかし、皮膚から吸収されやすく、ホルモン作用を持つ可能性が懸念されています。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルの主な危険性は
・皮膚から吸収されやすい
・ホルモン作用の懸念
・海洋環境への悪影響
の3つです。
ハワイ州やパラオ共和国では、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルを含む日焼け止めは海の生態系に悪影響を与えるため、法的に規制されています。
成分表示で「オクチノキサート」や「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」と記載があるか必ずチェックしましょう。
子どもに安心な日焼け止めの選び方3つのポイント

子どもに安心して使える日焼け止めを選ぶには、3つのポイントを押さえましょう!
とくに、発がん性リスクや肌への負担を避けるため、成分選びがとても大切です。日焼け止めを買う際は簡単なのでぜひ3つのポイントをチェックしてみてくださいね。
安心な日焼け止め3つのポイント
①紫外線吸収剤不使用を選ぶ
②成分表をしっかり確認する
③その他無添加、無香料などの表示があるかチェックする
この3つのポイントについて、順番にわかりやすく解説していきます。
①紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぶ
一般的によく売られている日焼け止めは、紫外線吸収剤が使われているものが多いです。紫外線吸収剤は体に吸収されやすく、アレルギーや肌トラブルを引き起こす可能性があます。
紫外線吸収剤不使用=ノンケミカル処方の日焼け止めは、子どもにとって非常に安心です。
ノンケミカルとは、紫外線吸収剤を使わず、紫外線散乱剤のみで紫外線を防ぐことを指します。
紫外線吸収剤不使用を選ぶべき理由は
・肌への刺激が少なく肌への負担が最小限
・アレルギーリスクを下げられる
・成分が体内に吸収されにくい
ということがあげられます。
紫外線吸収剤不使用を選ぶだけで、子どもの肌を守ることに繋がります。
日焼け止めを選ぶ際は紫外線吸収剤不使用か確認しましょう!
②成分表をしっかり確認する
日焼け止めを選ぶときは、成分表を必ずチェックする習慣をつけましょう。
なぜなら、パッケージのキャッチコピーだけでは、本当に安全か分からないからです。
成分表を確認するべき理由は
・リスクのある成分を避けられる
・配合量の順番で安全性を見極められる
・必要ない添加物もチェックできる
の3点です。成分表のチェックは忘れずにしましょう!
具体的なチェック方法
まずは成分表の上位5つ(成分表最初に書かれている5つ)に以下の6つのリスク成分がないか確認しましょう。
・オキシベンゾン
・オクトクリレン
・ホモサレート
・アボベンゾン
・オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
上記5つが記載されている日焼け止めは避けた方が安全です。
また、「香料」「防腐剤(パラベン類)」なども、敏感な子どもには不必要な場合があります。
無香料・無着色・無添加の表記があるかもチェックし、気になる成分名は、その場でスマホ検索して調べてみましょう。
成分表を読む力は、子どもの健康を守るためにとても役立ちます。
「安心成分だけを選び取る目」を育てていきましょう!
③その他無添加、無香料などの表示があるかチェックする
子どもに使う日焼け止めは、無添加、無香料など、紫外線吸収剤不使用の他に安全な成分が使われているか注目して選ぶとより安心です。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めのメリットとデメリット
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めには、メリットがあります。
一方で、デメリットもあるため、特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。
・肌への負担が少なく、安心
・紫外線防御力がやや弱い
・白浮きしやすい
この3つのポイントについて、それぞれ詳しく説明していきます。
メリットは3つ
紫外線吸収剤不使用の一番のメリットは、肌への負担が少ないことです。
紫外線を物理的に反射するので、化学反応によるダメージを防げます。
特に、敏感肌やアトピー肌の子どもには大きな安心材料になります。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは
という3つのメリットがあげられます。
肌へのやさしさを最優先に考えるなら、紫外線吸収剤不使用は強い味方です。
子どもの肌に負担をかけない選択をしっかりしていきましょう!
デメリットは2つ
①塗り直しが必要
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、防御力がやや劣る場合があります。
特に、強い日差しの下では塗り直しが必要になることが多いです。
この点を理解しておかないと、日焼けリスクを高めてしまうかもしれません。
紫外線防御力をしっかり保つには、強い日差しの下であれば2〜3時間毎に「こまめな塗り直し」が必要になってきます。
うーたん塗り直しで紫外線防御力をキープしよう!
②白浮きしやすい
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めには、白浮きしやすいというデメリットもあります。
これは、紫外線散乱剤の粒子が光を反射するために起こる現象です。
特に色の濃い肌や、汗をかいたときに目立ちやすくなることがあります。
白浮きが気になるときは、保湿後に少量ずつムラなく伸ばすのがコツです。
少しの工夫で、白浮きせずに肌に馴染みます。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めの特徴を理解し、肌にやさしいものを選びつつ、正しい使い方で紫外線対策をしていきましょう!
子どもに安心!紫外線吸収剤不使用おすすめ日焼け止め5選

ここからは、子どもにも安心して使える紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを5つ紹介します。
どれも成分にこだわり、肌へのやさしさを追求したものばかりでおすすめです
①アロベビー UV&アウトドアミスト
②ママ&キッズ UVライトベール
③パックスベビー UVクリーム
④パックスナチュロンUVクリーム
⑤ソーラーD サンスクリーン
それぞれの特徴を以下にわかりやすくまとめました。気になる方はぜひ商品をチェックしてみて下さいね
①アロベビー UV&アウトドアミスト

引用:アロベビー公式
ここがPONT
・SPF30 PA+++
・新生児から使用OK
・白浮きせず、顔・全身に使用OK
・紫外線吸収剤不使用
・ディートフリーの虫除け成分配合
・100%天然由来成分
・合成香料・合成着色料・アルコール・合成ポリマー・パラベン・シリコン・鉱物油・石油系界面活性剤が無添加
・スプレータイプ
アロベビーのUV&アウトドアミストは、オーガニック成分にこだわった日焼け止めです。
これ1本で紫外線対策と虫除けが同時にできる、一本で2役のアウトドアにぴったりのアイテムです。ミストスプレータイプになっているため、伸びも常に良く使いやすいのが特徴です
香りも柑橘系でさわやか、子どもも嫌がらずに使ってくれます。
②ママ&キッズ UVライトベール

引用:ママ&キッズ公式
ここがPONT
・SPF23/PA++で肌にやさしい
・新生児から使用OK
・紫外線吸収剤不使用
・香料、着色料、鉱物油、パラベン、合成界面活性剤、アルコール(エタノール)フリー
・うるおい成分(セラミド・ヒアルロン酸)配合
・乳液タイプでベタつかない
・アレルギー25品目テスト済み
・アトピー体質の子にも安心
ママ&キッズのUVライトベールは、敏感肌向けに開発された日焼け止めです。紫外線吸収剤はもちろん、アルコールや香料も無添加にこだわっています。
乳液タイプなのでベタつかず、さらっとした仕上がりなので白浮きしません。汗をかきやすい子どもにも使いやすいです。
うるおい成分(セラミド・ヒアルロン酸)も配合されていて、日焼け止めで乾燥しがちな肌も、しっかり保湿できます。
低刺激処方なので、アトピー体質の子でも安心して使えます。
③パックスベビー UVクリーム

引用:パックスベビー公式
ここがPONT
・SPF30、PA+++
・100%自然由来成分
・紫外線吸収剤不使用
・保湿成分配合
・合成界面活性剤・香料・防腐剤無添加
・無着色・無香料
・アルコール(エタノール)フリー
・石油由来原料不使用
・石けんで簡単に落とせる
こちらも赤ちゃんから大人まで、家族全員で安心して使える日焼け止めです。赤ちゃん用品でおなじみの「パックスシリーズ」から登場しています。
テクスチャーはややかためなのでやや白浮きしますが、化粧水を塗布したあとに塗ると伸びもよくなります。
保湿成分入りで日差しによる乾燥からも肌を守ってくれるため、赤ちゃんに特におすすめですポンプタイプなので容量も多いのも嬉しいですよね。家族でお出かけ前にしっかりUVケアできます。
我が家はパックスベビーのポンプ式を家に置いているよ!手軽に塗布できるので家においておくのはポンプ式が便利でおすすめです
④パックスナチュロンUVクリーム

引用:パックスナチュロン公式
ここがPONT
・100%自然由来原料
・SPF30 / PA++
・化粧下地としても使用可能
・紫外線吸収剤不使用
・合成界面活性剤・香料・防腐剤無添加
・石けんで簡単に落とせる
こちらは化粧下地としても使用可能な日焼け止めです。パックスベビー UVクリームよりも伸びが良く、塗りやすくなっていますが、アルコール(エタノール)が入っているので気になる方は避けて下さい。
ちなみに化粧下地としてパックスナチュロンを使っています♪アルコールは特に気にならず、テクスチャーはやや柔らかいため、肌なじみが良いのでお気に入りです
⑤ソーラーD サンスクリーン

引用:ソーラーD サンスクリーン公式
ここがPONT
・SPF50+/PA++++の高いUV効果
・ビタミンDの生成を妨げない唯一の日焼け止め
・生後6カ月から大人まで使用可能
・紫外線吸収剤不使用
・無添加、香料、鉱物油、動物由来成分、パラベン、PABA不使用
・アルミなどの金属成分不使用
・石けんで簡単に落とせる
・小麦・大豆・乳不使用
紫外線大国であるオーストラリアから誕生したビタミンDの生成を妨げないすごい日焼け止めです!
ノンオイルでベタベタしないため、サラッとしたクリームになっており白浮きしにくいのが特徴。・SPF50+/PA++++の高いUV効果で水や汗に強く、石鹸でオフできるので5つの中でも一番おすすめの日焼け止めになります
使用は生後6カ月からになるので、新生児から使用できる日焼け止めをお探しの方は上記でも紹介している他の日焼け止めを選んでくださいね
まとめ:安全な日焼け止め選びで子どもを守ろう
今回の記事では、発がん性の危険が指摘される成分と、子どもに安心な日焼け止め5選を紹介しました。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぶだけで、子どもの肌と健康をしっかり守ることができます。
覚えておきたいポイント
・オキシベンゾン、オクトクリレンなど危険成分5つを避ける
・紫外線吸収剤不使用、ノンケミカル表示をチェックする
・成分表をしっかり確認する習慣をつける
肌へのやさしさを第一に考え、シーンに応じた使い方をすることも大切です。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは塗り直しが必要になるため、最初は少し手間に感じるかもしれませんが、その一手間が子どもの健康を守ることに繋がります。
直接肌に塗るものなので危険な成分が肌から吸収されないよう、ぜひ子どもはもちろん、家族に安全な日焼け止めを選んでくださいね。


