「プラスチック米だと知らずに買って食べてたらこわい」
「食べているお米が、プラスチック米だったらどうしよう」
と不安になっていませんか?
「プラスチック米」は、古米や輸入米を新米のように見せるために精米改良剤(食品添加物)を使用した「加工米」を指します。
SNSでは、家庭でできるプラスチック米の見分け方として、水に浮かべる方法や火であぶる方法が紹介されていますが、本物か偽物かを断定することはできません。
この記事では、SNS等で話題の「プラスチック米」の正体や見分け方、安全なお米の選び方をまとめました。
この記事でわかること
- プラスチック米とは何か
- プラスチック米と安全なお米の見分け方
- 安心安全なお米の選び方
- 安心安全なお米おすすめ8選
この記事を読めばSNSの情報だけに振り回されず、プラスチック米を避け、安心安全なお米を選べるようになります。
結論|プラスチック米を完全に見分けるのは難しい
「プラスチック米」かどうかを、家庭で見た目や味だけから完全に見分けることは難しいです。
お米のツヤ、白さ、香り、粘りは、品種や精米方法、保存状態、炊くときの水加減でも変わるからです。
水に浮く粒があった、炊いたごはんがいつもよりベタついたという理由だけで、「偽物のお米」「危険なお米」とは判断できません。
家庭で確認しやすく、見分ける方法として役立つのは米袋に書かれた食品表示です。
確認することは以下の通りです。
食品表示で確認すること
- 原材料名や添加物欄に何が書かれているか
- 原料玄米の産地・品種・産年が確認できるか
- 単一原料米か複数原料米(ブレンド米)か
- 精米時期と販売者が明記されているか
厚生労働省は、食品添加物を使用した米について、加工助剤やキャリーオーバーなどを除き、食品添加物を使用したお米は原則、表示が必要です。
お米を購入する際は、米袋の食品表示を忘れずに確認しましょう。
プラスチック米とは「加工米」

現在日本で問題視されている「プラスチック米」は、中国で製造されたビニール製の偽造米ではありません。
日本で言うプラスチック米とは、古米や輸入米を新米のように見せるために「精米改良剤(食品添加物)」を使用した「加工米」を指します。
日本では「精米改良剤(食品添加物)」で加工されたお米を「新型プラスチック米」とも呼ばれています。
なぜ「プラスチック」という言葉を使うのかと言うと、精米改良剤の一つであるプロピレングリコールが石油由来の化学物質であり、「液体プラスチック」と呼ばれるためです。
ここでは精米改良剤(食品添加物)の主な成分と危険性について解説していきます。
精米改良剤(食品添加物)の主な成分
プラスチック米とよばれるお米に使用される、主な精米改良剤(食品添加物)の代表的なものは3つです。
- プロピレングリコール: 新米のような白い光沢(ツヤ)を出す
- ソルビトール: 合成甘味料で、新米のような甘みと保湿性を与える
- リン酸塩: 古米を割れにくくし、炊き上がりの粘りを出す
精米改良剤(食品添加物)の危険性
- プロピレングリコール:液体プラスチックと呼ばれ、医薬品や工業製品にも使用される石油由来の成分。発がん性ありで体が酸性になり、健康を害する恐れ
- リン酸塩:カルシウム吸収を阻害し、骨密度の低下リスク、子どもに特に注意すべき添加物の一つ。腎機能低下、ホルモンバランスの乱れのリスクあり
- ソルビトール:過剰摂取で味覚障害、腹痛・下痢、腸内環境の悪化から免疫力低下のリスク
代表的なプロピレングリコール、リン酸塩、ソルビトールの他に、植物油脂、グルタミン酸ナトリウムなどの添加物が使用されているお米もあります。
添加物が使用されているお米は自然ではないです。
安心できる自然なお米を購入するには、必ず原材料表示や産地、精米日、生産者が確認できるお米を選択しましょう。
食品表示では「表示されていないもの」がある

食品表示から得られる情報はあるものの、表示だけで製造工程のすべてが分かるわけではありません。
食品表示では「確認できること」と「表示されていないもの」があります。
何が確認できて、何が表示されないのか、解説していきます。
食品表示では添加物の有無を確認できる
厚生労働省より、精米改良剤(食品添加物)を使用した米は原則、表示が必要です。
精米時に食品添加物を使用した米を原料にした米飯やおにぎりも、加工助剤、キャリーオーバーを除いて表示が必要とされています。
精米改良剤(食品添加物)が記載されているか、必ずチェックしましょう。
加工助剤、キャリーオーバーは表示されない
食品添加物を使用した米は表示が必要ですが、厚生労働省では、栄養強化目的で使われるもの、加工助剤、キャリーオーバーは表示の例外とされています。
そのため、添加物欄に記載がなくても「製造工程で何も使われていない」とは言い切れないのが現状です。
お米だけにかかわらず、私たち消費者は加工助剤やキャリーオーバーに該当すると分からないので、知らない間に食べていたということも多いです。
うーたん知らぬ間に食べている可能性もあるってこわいね。安心できる生産者から買うことが大切だね。
銘柄米ならプラスチック米ではないとは言い切れない
「コシヒカリやあきたこまちなどの有名銘柄なら大丈夫」と考えたくなりますよね。
しかし、銘柄と加工の有無は別の問題です。
以下、解説していきます。
銘柄は主に産地と品種を示す情報
お米の「銘柄」は、一般的に新潟県産コシヒカリのような産地と品種の組み合わせを指すときに使われます。
味や食感の好みからお米を選ぶうえで、分かりやすい情報です。
一方で、銘柄名は精米工程で食品添加物が使われたかどうかを示す表示ではありません。
有名な品種名が書かれていることと、加工の有無を確認できることは分けて考えましょう。
コシヒカリなどの銘柄だけでは加工の有無を判断できない
コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれなどの品種名が書かれていても、銘柄だけは加工の有無や精米方法までは分かりません。
商品によっては「単一原料米」「複数原料米」(ブレンド米)などの記載も確認できます。
複数原料米だから精米改良剤が使われているとも限りません。
購入前に産地・品種・生産年、精米日(時期)の情報が記載されているので確認しましょう。
銘柄はお米の由来を確認する情報、原材料名や添加物欄は加工内容を確認する情報として、両方を見ることが大切です。
販売者の名称、住所、連絡先も記載があるか確認しましょう。
情報が多い商品ほど安全だと断定はできませんが、購入後に疑問が生じたとき、商品についてどこへ確認すればよいかが分かります。
袋の表側にある「国産」「有名産地」「人気銘柄」といった大きな文字だけでなく、裏側や側面にある必要な情報を確認しましょう。
SNSで話題のプラスチックで作られた偽物の米について
SNSや動画サイトでは、樹脂やビニールのような材料を米粒の形にした「偽物の米」が紹介されています。
水に浮く様子や火で溶けるように見える映像から、日本のお米にも混ざっているのではないかと心配になった方もいるでしょう。
2026年8月時点で厚生労働省や消費者庁の公表資料を確認した範囲では、SNSの動画から「日本で販売されているお米がプラスチック製だ」と判断できる根拠は確認できませんでした。
動画に映ったものが何であるか、どこで購入されたのか、検査で何が確認されたのかが分からなければ、日本で販売されている商品と結びつけることはできません。
SNSで不安を感じる映像を見ても、事実と受け取らず、自分でも情報を確認しましょう。
SNSで広がるプラスチック米の見分け方は危険もある
SNSでは、家庭で見分けられる方法の動画が紹介されています。
公的な見分ける方法として示されていないテストで、食用米の真偽を断定することはできません。
水に浮く米がすべて偽物とは限らない
「本物の米は沈み、プラスチック米は浮く」という見分け方が紹介されることがありますが、水に浮いたという結果だけでは、粒の材料や加工の有無を特定できません。
一部の粒が浮いても、それだけで食べられない米と判断できないです。
商品表示や匂い、異物の有無など、ほかの情報と一緒に確認しましょう。
火であぶる方法は判別できず危険もある
米をライターなどであぶり、煙や匂いを確認する方法も見かけます。
焦げ方や煙を家庭で見比べても、米の成分を正確に判定することはできません。
火を使うことで、やけどや火災につながるおそれもあります。
公的な検査方法として示されているわけではないため、家庭で無理に試さないようにしましょう。
強いツヤや粒のそろい方だけでは断定できない
厚生労働省の通知には、精米改良剤を使用する理由として、精米後の米を白くして光沢を増すことなどが挙げられています。
ツヤのあるお米がすべて食品添加物を使用しているという意味ではありません。
新しいお米や、品種の特徴、精米技術、炊飯方法によっても、炊き上がりはツヤよく見えます。
粒の大きさがそろっていることも、見た目だけで偽物と判断できる根拠にはなりません。
見た目に違和感があったときこそ、感覚だけで結論を出さず、パッケージの表示に戻って確認し、生産者に確認しましょう。
外食やコンビニはプラスチック米が使われている可能性が高い
コンビニ・スーパーのお弁当、おにぎり、外食チェーンのご飯は、精米改良剤などを用いたプラスチック米が使用されていることが多いです。
理由は以下の通り。
- コストの削減:安価な古米(収穫から時間が経った米)でコスト削減
- 品質の保持: コンビニやスーパーの商品は製造から食べるまでに時間がかかるため、時間が経過しても米が硬くなったり傷んだりするのを防ぐ目的で使用
- 大量調理の効率化: 大量のご飯を一度に炊く際の製造効率を上げるため、植物油や改良剤が添加されることがある
- 食品ロスの削減: 精米改良剤(食品添加物)で酸化を遅らせ、保存性を高めることは、販売期限を延ばし食品ロスを減らす
プラスチック米が使われる理由は、コストカット、売上増につながることから、使用されているケースが多いです。
なるべくコンビニやスーパーのお弁当、おにぎりを買わない、外食は控えるようにしましょう!
精米改良剤を使用したプラスチック米を避ける方法

精米改良剤を使用したプラスチック米を避ける方法は、3つあります。
誰でも簡単にできるので、順番に見ていきましょう。
コンビニ、スーパーのお弁当やおにぎりは避ける
厚生労働省の通達により、コンビニ、スーパーのお弁当やおにぎりには精米改良剤が使われている実態があることが示唆されています。
コンビニ、スーパーのお弁当やおにぎりは避けましょう。
安価な外食チェーンのご飯は避ける
コスト削減のためにプラスチック米を使用している可能性が高いため、避けるほうが安心です。
外食を控えることでプラスチック米を避けることにつながります。
相場より安すぎるお米やブレンド米は避ける
産地が「国内産」としか書かれていない安価なブレンド米は、品質をごまかすために加工された古米=プラスチック米が含まれているリスクが高まります。
相場よりも安すぎるお米を買うのは避けましょう。
安心安全なお米の選び方

安心できる安全なお米の選び方は3つあります。
- 収穫から1年以内の「国産・新米」
- 「有機JAS認証米」や「特別栽培米」
- 生産者がはっきりわかるお米を買う
上記いずれかのお米を選びましょう。以下簡単に解説していきます。
収穫から1年以内の「国産・新米」
精米改良剤は主に乾燥した古米を新米のように見せるために使われるため、単一原料の新米を選ぶことが最も確実な回避策の一つです。
単一原料の国産、新米を選びましょう。
「有機JAS認証米」や「特別栽培米」
有機JASの認証を受けたお米や、農薬・化学肥料を5割以上削減した特別栽培米などは、精米過程でも余計な添加物を使いません。
有機JASマークがあるお米、特別栽培米を選ぶことで安心安全なお米を選択できます。
生産者がはっきりわかるお米を買う
誰がどのように作り、精米したかが明記されているお米を選びましょう。
農家によって農薬、化学肥料不使用などのこだわりを知り、信頼できる生産者から購入することで安心して食べられます。
安心安全なお米の購入方法
安心安全なお米の購入方法は3つあります。
- 農家直送の通販サイト
- 生協やオーガニック食材宅配
- ふるさと納税の活用
気になる方は以下チェックしてみてくださいね。
農家直送の通販サイト
「食べチョク」や「ミレー」などの産直サイトを利用すると、生産者と直接つながることができ、精米方法の詳細を確認することも可能です。
生協やオーガニック食材宅配
【パルシステム】、らでぃっしゅぼーや、Oisix(おいしっくす)などは、独自の厳しい安全基準を設けており、基本的に精米改良剤を使用したお米は扱っていません。
お米が定期的に購入でき、家に届くので重たいお米を運ばずに済むのもメリットです。その他、オーガニックの野菜や果物、肉など幅広く購入できるので家族みんなで健康的なご飯が食べられます。
我が家もオーガニック食材の宅配を利用しているよ。お米だけでなく、安心安全な食材が届くので家族みんなが健康に。買い物に行く時間もカットできていいことだらけです
ふるさと納税の活用
各自治体が厳選した無農薬米や特別栽培米を実質負担2,000円で試すことができ、栽培方法も詳細に開示されています。
わかりすくん次の、「安心安全なおすすめのお米8選」におすすめのふるさと納税のお米を紹介しているので気になる方はチェックしてみてね。
安心安全なおすすめのお米8選
安心安全なお米を8つピックアップしました。
最初の5つは有機JAS、特別栽培米、無農薬のお米で、最後の3つは「ふるさと納税」で購入できるお米です。
自分でお米が選べない!今すぐおすすめのお米が知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
【5年連続金賞受賞】上和田有機米生産組合 コシヒカリ
EM農法 JAS認証有機米コシヒカリ
無農薬 コウノトリ育むお米
【令和8年新米予約】八ヶ岳の余韻 特別栽培米ミルキークイーン
有機肥料栽培米・残留農薬ゼロ 新潟産コシヒカリ
【ふるさと納税】令和8年産コシヒカリ有機堆肥栽培米
【ふるさと納税】有機JASコンクール受賞つや姫
【ふるさと納税】ミルキークイーン 有機JAS
購入したお米が気になる時の対処法
購入後に異物や強い異臭などが気になった場合は、原因を自分で決めつけず、確認に必要な情報を残しておきましょう。状態を伝えやすくなり、販売者側でも商品を確認しやすくなります。
パッケージと購入時の情報を残しておく
米袋には、商品名、販売者、精米時期、内容量などの情報が記載されています。品質について確認したいときに必要になるため、中身と一緒に保管しておきましょう。
- 商品名と米袋
- 購入した店舗と購入日
- レシートや注文履歴
- 異物や異常が分かる写真
捨ててしまうと、同じ製造時期の商品かどうかを確認できなくなります。無理に食べる必要はありませんが、確認が終わるまでは密閉して分けておきましょう。
販売店やメーカーに原材料を確認する
表示を読んでも分からないことがある場合は、米袋に記載された販売者や購入店へ確認できます。その際は「プラスチック米ですか」とだけ聞くより、気になった点を具体的に伝えると話が進みやすくなります。
- 精米時に食品添加物を使用しているか
- 表示にある産地・品種・産年の内容
- 異物や匂いについて同様の申し出がないか
商品名、精米時期、購入日などを手元に用意しておくと、該当商品を特定しやすくなります。
異臭や体調の異変がある場合は食べるのを控える
お米から普段とは明らかに違う強い異臭がする、異物が混ざっている、袋が破損している場合は、原因が分かるまで食べるのを控えましょう。
食べた後に吐き気、腹痛、発疹などの異変が出た場合は、自己判断だけで様子を見続けず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
まとめ|表示を確認して安心できるお米を選ぼう
「プラスチック米」は古米や輸入米を新米のように見せるために精米改良剤(食品添加物)を使用した「加工米」です。
プラスチック米は、家庭で見た目や味から完全に見分けることはできません。
水に浮く、ツヤが強い、といった特徴だけで偽物や危険なお米と断定することが難しいです。
- 食品添加物を使用した米は、一部の例外を除いて表示が必要
- 銘柄は加工の有無を示す情報ではない
- 産地・品種・産年・精米時期・販売者を合わせて確認する
- 水や火を使った家庭テストだけでは判別できない
毎日食べるお米だからこそ、SNSで不安な情報を見たときは心配になりますよね。
大切なのは、すべてを疑うことではなく、表示から分かる情報を確認することです。
米袋の原料玄米欄と添加物欄をチェックしましょう。また、安心安全なお米を選び方は3つあります。
- 有機JASマークや特別栽培米
- 単一原料の国産で新米
- 信頼できる生産者の産地直送
有機JASマークや特別栽培米など、安心できるお米は農家直送の通販サイト、生協やオーガニック食材宅配がおすすめです。
その他、ふるさと納税でも特別栽培米や農家直送のこだわりのお米を選べます。
家庭にあったお米をの購入先を見つけて、家族みんなが安心できるおいしいお米を毎日の食卓に取り入れていきましょう。



