この記事を読んでわかること
1.子どもに絶対避けたい添加物
2.お菓子の選び方
3.+αで気をつけたい添加物ではないもの
4.子どもが取り巻くお菓子の環境について考えること

子どもに普段なにを食べさせていますか?
子どもは大人よりも食材や添加物の影響を多く受けるといわれています。だからこそ大好きになってしまうお菓子には要注意です!あなたのお子さんがまだ添加物を知らない段階なら是非添加物の少ないものを選んであげて下さい。
添加物の記事中にも記載してますが、日本は添加物の認可数が多い国です。
添加物数は私たち親世代の頃よりも現代の今の方が多くなっているのが現状です。そして唯一先進国でガンなどの病気が増えている国、それが日本なのです。
さらに昔よりもアレルギーの子が増えている現実。アレルギーをはじめ他に障害を持つ子、病気になる子も増えています。
特に子どもを持つ親として
”子どもには安全なものを食べさせたい”
”家族みんな健康で幸せな毎日を送りたい”
そんな思いは、正に今この記事を読んでいるあなたは少なからずあるのではないでしょうか。
一方で食品の安心、安全に興味はあるものの、実際はどう気をつければ良いのか解らない!という方が多いのが現状です。
添加物のみならず他にも気をつけてほしいことは沢山ありますが、ここではまず”子どものお菓子”について解説します。
身近にありすぎる危険なお菓子

子どものお菓子、その中身気にしてますか?
ほとんどの方はスーパーなどで売られている市販のお菓子を買って食べていると思います。実は市販のお菓子のほぼ全てに添加物が使用されていて安全性は保証されていないものが大半です。
無添加とうたっているお菓子でさえも香料と保存料だけが無添加なだけで実は他の添加物は添加されている、というお菓子もたくさん見受けられます。
身近で手軽に買えるお菓子。そのほとんどが添加物まみれという日本の環境。子どもが喜ぶキャラクターもののお菓子だったり、昔から馴染みのあるお菓子だったり…特に駄菓子は危険な添加物が使用されていることが多いです。
100%添加物を避けることはかなり難しいですが、親が知っているだけでも格段に違います。
「全て気にしていたらストレスになる!」
「そんなんじゃ何も買えない」
などと言う声もよく聞きます。重く考えず、自分のご家庭にあった食の選択方法を決めるのが一番です。例えば、気をつけたい添加物を決めて原材料を確認するだけでも◎。原材料を確認する癖をつけると段々と危険な添加物を覚えるようになります。
お菓子の選び方、どうしたらいい?
うーたん子どもの食べる普段のおやつ。何が危険で何が安全なのか解らない!どう選べば良いんだろう?
結論としては
①手作りのおやつにする
②無添加のお菓子を選ぶ
③国産原料のものを選ぶ
④市販のものを買うときはできるだけ添加物が少ないものを選ぶ
の4つです。
ただ、日本は一括表示になっていたり、正体不明のものもあったり、私たち消費者が見てもわからない事が多いです。
本来、子どもが食べるものは子どもの体を育むようなものではならいのですが、お菓子メーカーは売れるのを目的としているため、安全性の不確かな添加物が安易に使用されてしまっています。
添加物の安全性は保証されていません。厚生労働省は”使用OK、安全性に問題はない”としていても動物実験しかしておらず、人間での安全は確認されていないのです。その他、動物実験で発がん性や胎児にもたらす奇形など、危険なことがわかっているにもかかわらず使用されている添加物はたくさんあります。
原材料表示の確認の仕方
原材料を確認するときは基本的に/(スラッシュ)以降が添加物で、多い順に表記となっています。(他に別枠で添加物の表記をしているもの、改行以降に記載されていてわかりにくいものもあります)いま家にあるものから原材料を確認してみても良いでしょう。

市販のお菓子に入っている絶対避けたい添加物7選
市販のお菓子によく入っている添加物は以下になります。その他気をつけたい添加物はたくさんありますが、たくさんの著書を読んだ中でも代表的なものをピックアップしました。こちらで紹介しているものはごく一部に過ぎませんが参考になれたらと思います。
①人工甘味料
砂糖より安価で数百倍の甘味。スクラロースは砂糖の600倍の甘さにもなる。カロリーを抑えるという目的で使用していることが多いが子どもの食べるものに必要なのかは疑問。
消化されずに体内でぐるぐる周り体内が汚染され、発がん性、記憶力低下、頭痛、めまい、不眠、臓器障害、免疫力低下、視力障害、味覚障害を引き起こします。
また、2005年にイタリアで行われた動物実験では人工甘味料のアスパルテームによって白血病やリンパ腫が発生。人が普段生活している上で摂取する量に近い量でも異常が確認されています。
また、スクラロースは脳にも到達することが確認されており脳の病気の発生率が上昇することがわかっています。
<主に添加されているもの>
スポーツドリンク、清涼飲料水、0カロリーのもの、アイス、ゼリー、グミ、ガム、ヨーグルト、甘いお菓子全般、ドレッシング、歯磨き粉 など、非常にたくさんの食品、飲み物などに使われています。
学生で無知だった頃はア○エリアスとか0カロリーのものをよく買ってたな…改めて、無知って恐ろしい…。
②着色料
色を付け、鮮やかにする。原料は石油。発がん性、甲状腺異常、胎児障害を引き起こす。海外では禁止されているが日本は野放し。
タール色素の赤色102号は保存料の安息香酸と一緒に摂取すると、遺伝毒性が認められている。(注意欠陥、多動性障害を引き起こす)また、赤色102号、黄色4号は蕁麻疹などのアレルギー症状を起こすことが知られており、皮膚科医の間ではかなり有名。
動物実験では腎臓異常、赤血球やヘモグロビンの低下が見られ、貧血を引き起こす可能性があると考えられています。
青1号は動物実験で発がんが見られ、発がん性が問題になっている。赤106号は細菌を突然変異させ染色体を遮断=人間の遺伝子に作用して発がんする可能性があるという事に。
赤、青、黄などの色+番号の記載されているものは避けましょう。
子どもの頃、かき氷を食べると舌の色が変わったのを思い出す…。
<主に添加されているもの>
かき氷シロップ、ラムネ、ガム、キャンディー、グミ、チョコレート、ゼリー、ハム、かまぼこ など
砂糖を作るときの糖類に亜硫酸塩などの化学薬品を加えて加熱したもの。正確な安全性は不明。化粧品から食品までありとあらゆるものに使用されており、使用量の規制なし。
さらに赤色○号、黄色○号、青色○号は不純物が15%未満までとなっていますがカラメル色素に関しては不純物がいくら含まれていようと法令上問題なし。不純物の安全性も研究されていないので安全とは言えません。
カラメルはカラメルⅠ〜Ⅳまでの4種類あり、ⅠとⅡは発がん性のものは入っていないので安全性が高いですが、”カラメル色素”とだけの表示のものも多いので、可能な限りカラメル色素は避けたほうが安心です。
<主に添加されているもの>
飲料、菓子類全般、プリン、ソース、醤油 など
③保存料
カビや細菌を抑える。急性毒性が強く、発がん性あり。
<主に添加されているもの>
清涼飲料水、マーガリン、ハム、ソーセージなどの加工品、魚肉の練製品、など
\これならOK!/
④乳化剤
水と油を混ざりやすくするためのもの。腸の粘膜破壊あり。原材料名に一括表示で”乳化剤”と表記されているものが大半。乳化剤といってもかなりたくさんの種類があり、複数の乳化剤を使用していても原材料表示には一括で”乳化剤”としか表示されていません。
種類がありすぎて安全性が不明な他、
・不純物が入って品質が悪くなっても規定なし
・1日の許容摂取量の規定がないものあり
・かなりの量が添加(年々増加されていると言われている…)
かめきちくん乳化剤=特定できない、正体不明な物質を食べているということか…。
\これならOK!/
ただ、大豆由来のレシチンでも、大豆が遺伝子組み換えの可能性も…。どこまで気にするかはあなた次第です!
*遺伝子組み換え(GMO)に関してはまた別記事で解説します。
我が家では乳化剤はなるべく避け、レシチンであればOK!としています。
⑤加工デンプン
発がん性などの試験データながないもの多数あり。安全性が十分に確立されていないため避けたほうが無難。多くの食品に大量に添加されています。
<主に添加されているもの>
ケーキ、和菓子、麺類、冷凍食品などあらゆる食品 ※ソースやタレは乳化剤と表示されているものもあり
⑥膨張剤
お菓子などをふっくら、やわらかくする。ふくらし粉、ベーキングパウダーと記載されているものも多い。さらに市販のお菓子はアルミフリーではないものが大半です。ななるべく膨張剤を使用していないものをおすすめします。
\これならOK!/
⑦化学調味料
興奮毒性があり、偏頭痛、睡眠障害、食べた後の舌の痺れ、味覚破壊、子どもの落ち着きがない などの影響があります。
<主に添加されているもの>
スナック菓子、おせんべい、カップラーメンなどあらゆる食品。
添加物ではないけど限りなく添加物に近い!気をつけたいもの
以下の3つに関してもお菓子や食品によく添加されています。
①たんぱく加水分解物
…大豆の絞りカスを劇物の塩酸で強引にうま味成分へ分解したもの。発がん性疑いあり。
②酵母エキス
…ビール酵母などの残りカスのたんぱく質に酸や酵素などを加え人為的に作られたもの
調味料(アミノ酸)と同様、非常い強いうまみ成分を持ち、子どもがこの味に慣れてしまうと味覚破壊をおこしかねない。
③ショートニング
…心疾患など体に悪影響をもたらすトランス脂肪酸を含む(マーガリン、植物油脂も同様)。添加物ではないので/(スラッシュ)以前に記載があるが子どもには特に食べさせたくないものの一つ。クッキーやビスケット、パンなどによく使われている
その他避けたい添加物
発色剤
…亜硝酸Na
発がん性あり。食品の赤色を保つ。元々かなり強い毒性を持っているためかなり危険。中毒事故から検出されたヒトの致死量は、なんと0.18〜2.5gと非常に少量です。
(※因みに猛毒として知られる硝酸カリウムの致死量は0.15g)
子どもが大好きなウィンナー、ハム、ベーコン、たらこ、いくらなどに添加されています。合わせて、ウィンナーなどの加工食品には発色剤と一緒に、カルシウムの吸収が悪くなり骨がもろくなるリン酸塩もよく添加されていることが多いため、やはり避けたほうが良いでしょう。
防カビ剤
…OPP・TBZ・ジフェニル など
発がん性、神経系や臓器障害、妊娠中の胎児の奇形など。主にカビを抑える。輸入された果物(オレンジやレモンなど)に使われています。果物は国産にしましょう。
まとめ〜子どもの今の環境について〜
冒頭でも伝えましたが、子どもは大人よりも食材や添加物の影響を多く受けるといわれています。昔よりも親世代よりもどんどん豊かになっている食環境ですが、裏では危険な物が増え続けています。だからこそ大好きになってしまうお菓子にも是非、無添加や添加物が少ないお菓子を選んであげて下さい。
我が家の長男(5さい)と長女(3さい)は
「これ添加物入ってる?」、「あ、スラッシュの後に何か書いてある!これは大丈夫かな?」など、私の影響もあり結構添加物に関して興味を持つようになりました。具体的な市販の商品が載っている写真付きの本は見てて楽しいようでよく読んでいます。
そうは言ってもやっぱりキャラもののお菓子だったり、添加物がたくさん入ったお菓子を欲しがります。その時は自分で決めてもらいます。
私からは「食べたければ食べてみたら良い。でもこんな悪い影響もあるのは知っておいてね。」と伝えて終わりです。そうなると我が家の場合、たいてい買わないか買っても少し食べて終わりにすることもしばしば。
なぜ食べないほうが良いのか、子どもたちにも知識を持たせることは必要だと思います。年齢が小さい子だと色で判断させるのもおすすめです。
小学生以上になると、お友達同士で食べることもあると思います。そんな時は、本人の気持ちに任せるのが良いです。ストレスの原因にならないように、子ども同士の楽しい時間を大切にするためにも子どもの気持ちを第一に考えることも必要でしょう。
友達が食べているから食べてみたい!という思いだったり、添加物の味を知るのも良し。子どもの環境によってお菓子の付き合い方は様々です。
親がそこできちんと危険性も教えていくことが大切だと思います。
お菓子だけではありませんが、我が家では自分で考えて行動してほしいため、なんでも自分で決めてもらっています。親の私は様々な選択肢を提案したり知識を提供するだけ。
子どもは常に成長しています。細胞分裂を繰り返し各臓器も発達し続けている成長期の子どもは、添加物の影響をダイレクトに受けてしまいます。そのことを知った上で親は少しでも子どもの健康を考え食べるものを選択して欲しい!そんな思いでいつも記事を執筆しています。無知は罪。我が子や家族のためにもより良い食生活を考えるきっかけになれたら嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
参考文献:子どもに「買ってはいけない」「買ってもいい」食品
長生きしたければ原材料表示を確認しなさい!
食品添加物用語の基礎知識


