2023年6月30日、7月1日のYahoo!ニュースから人工甘味料、アスパルテームに関するニュースが飛び込んできました。
世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)より、人工甘味料のアスパルテームは”発がんの可能性がある物質”に分類されることになったという内容です。
人が安全に摂取できる量に関しては今回の判断では考慮されなかったようですが、世界保健機関、WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)が別の報告書で判断を示す予定になると言われています。
アスパルテームなどの人工甘味料は長年、肥満症や糖尿病の患者にとっては砂糖の代用品として有用とされてきた。だがWHOは5月、人工や天然の非糖質系(ノンシュガー)甘味料について、体重管理の目的で使わないよう勧める新たな指針を出した。成人で2型糖尿病や心血管疾患の発症や死亡率上昇のリスクがあると警告した。
Yahoo!ニュース
人工甘味料アスパルテームの安全評価
FDAはアスパルテームの一日接種許容量(=ADI)を体重1キログラムあたり50mgとしておりますが、欧州食品安全機関(EFSA)はそれよりやや少ない40mgに設定しています。
例)40mgで計算した場合、50kgの人は1日2000mg 摂取しても 健康に悪影響はないとされる。
こう見ると、通常の食生活で摂取される量は問題ないとされていますが、アスパルテームは食品にどのくらい使われているのかわかりません。原材料表示を見ても”人工甘味料、アスパルテーム”と記載されているだけなのです。
人工甘味料アスパルテームは天然には存在しない
世界中で使用されているアスパルテーム
アスパルテームは、天然には存在しない化合物となっています。
アスパルテームは砂糖の約200倍の甘味を持つため、少量で甘く感じられます。世界中で使用されており、日本でもかなり多くの商品に使用されています。
アスパルテームによって引き起こされる症状
人工甘味料が使われている商品

引用:子供に買ってはいけない食品
人工甘味料は現在どんな食品に使われてる?
ノンシュガー、カロリーゼロのダイエット食品やダイエット飲料、清涼飲料水、飴、ガム、タブレットが主に使われていると思いがちですが、最近では子どものお菓子はもちろん、ジュースやグミ、プロテインなどにも使われているのが現状です。
アスパルテームがよく使われている代表的な食品
人工甘味料の危険性は前から知っていたので我が家は人工甘味料入りのジュース等は買ってません。もし、子どもの水分摂取に人工甘味料入りのジュースを飲ませているのであれば、それは大変危険です!ぜひやめましょう
人工甘味料は砂糖の何百倍もの甘さです。
アスパルテームは砂糖の約200倍ほどの甘味と言われていますが、
他にも
5つの人工甘味料が身近に使用されていて、中には桁違いの人工甘味料も使用されています。
これらも砂糖の何百倍もの甘さがあり、お惣菜やパン、歯磨き粉などあらゆるものに使用されているのが現状です。これらの人工甘味料も気をつけたほうが賢明だといわています。
実際、アスパルテームの代わりに他の人工甘味料、スクラロースなどを使用している商品もかなり多く、リスクはアスパルテームと同様とも言われているので人工甘味料は避けるのが一番です。
悪者になった”糖質”と”糖類”
糖質、糖類オフの代わりに使われる人工甘味料
現在、”糖質が肥満や高血糖の原因になっている”という説が広まり、糖質オフ、糖類ナシ、などの食品、飲料が多くありますが、糖質オフなどの商品にはよく人工甘味料などの添加物が添加されています。糖質や糖類オフとうたっている代わりに添加物、特に人工甘味料が使用されている商品も多く見受けられるのが現状です。
糖質とは、エネルギーとなる炭水化物のことであり、人間にとって不可欠なもの。
糖質を摂り過ぎると消費されずに残ったものが脂肪になります。それで肥満の原因となるのです。高血糖に原因になると言われているのは、特に糖質、糖類は消化管から速やかに吸収されて血糖値を上げるので高血糖を引き起こしやすいと言われています。
肥満の原因、高血糖の原因、この2つは摂りすぎが原因であって糖質、糖類そのものが悪いという事ではないのは知っておきましょう。
まとめ
結論として
簡単にまとめると、体のことを第一に考えるのであれば、人工甘味料は控える、もしくは摂取しないに限ります。
アスパルテームはじめ、人工甘味料、その他食品添加物は市場に溢れています。良くも悪くも、健康を脅かす可能性があるということを忘れないようにしましょう!
参考:子供に買ってはいけない食品
食品添加物用語の基礎知識


